爪水虫のパルス療法について
爪の水虫はとても治療が困難です。外用薬のみでは、なかなか改善しない場合、内服薬が用いられます。
イトリゾールカプセルは、爪水虫治療のための内服薬の一つですが、パルス療法とよばれる服用方法があります。
1回4カプセルを朝夕食直後に服用します。(1日に、合計8カプセル服用します。)それを1週間服用して、3週間休薬します。それを3回繰り返し、合計21日間服用します。最後に、お薬をのんでから約3か月後に爪の状態をチェックします。
このお薬は、肝臓に負担をかけやすいため、肝機能のチェックを必ず行う必要があります。また、飲み合わせに注意が必要な薬が多い薬でもあります。
以下の薬は、代表的な飲み合わせが悪い薬です。イトリゾールを服用することによって、これらの薬の代謝を妨げてしまい、作用が強く出てしまうことが考えられます。思わぬ副作用の発現を避けるためにも、必ず、これらの薬を服用していないかどうか、チェックする必要があります。
精神機能に作用する薬 オーラップ(ピモジド)
血圧を下げる薬 カルブロック(アゼルニジピン)
バイミカード(ニソルジピン)
勃起不全の薬 レビトラ(塩酸バルデナフィル水和物)
コレステロールを下げる薬 リポバス(シンバスタチン)
ジヒデルゴット(ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩)