グーフィス錠はどうやって効くんですか?
グーフィス錠の有効成分は、エロビキシバット水和物です。
胆汁酸トランスポーター阻害剤といわれます。
大腸に流入した胆汁酸により、水分分泌と大腸運動促進の2つの作用で排便を促します。
作用の仕方としては、胆汁酸の再吸収を抑制して、大腸の中に流入する胆汁酸の量を増加させます。
大腸内で水分および電解質を分泌させて、さらに消化管運動を更新させることで、慢性便秘症の治療に用います。
これまでの下剤は、大きく分けて、便のカサを増すことで排便を促すもの、大腸を刺激することで排便を促すものの2通りでしたが、グーフィスは従来の作用機序とは違うものと言えます。ずっと下剤を服用していても、なかなか、改善しない場合の治療の選択肢が増えたといえるでしょう。