タグリッソについて
※野生型EGFRへの結合力が弱い特性があり、従来使われてきたタルセバ、イレッサ、ジオトリフと比べて皮膚障害、下痢の副作用症状が軽減されています。
※T790変異ある患者は50~60%にみられます。タグリッソの奏効率は6割くらい。病勢コントロールの向上がみられるのは9割。
[副作用について]
10%以上の副作用は発疹、ざ瘡、皮膚乾燥、湿疹など。爪囲炎、搔痒症、下痢、口内炎
イレッサでも問題になった間質性肺炎について、タグリッソでも投与開始12週以内で発現することが多いです。風邪のような症状、息切れ、呼吸がしにくい、咳、発熱などの症状に気づいた場合は速やかに受診が必要。
※一定の条件を満たした医療機関でないと、処方できません。処方できる資格のある医師がいる医療機関であればOK.
その他、主な副作用として、QT延長(主な症状として動悸、めまい、ふらつき、気を失うなど)
血小板減少、好中球減少、白血球減少、貧血(主な症状として鼻血、歯茎の出血、青あざができる、発熱、のどの痛み、体がだるい、めまい、階段や坂を上るときの動悸や息切れ)、肝機能障害(主な症状は体がだるい、白目、皮膚が黄色くなる、尿が黄色、吐き気、嘔吐、食欲不振、かゆみ)
[飲み忘れた場合]
食事に影響ないので、その日のうちであれば、気づいたときにすぐ1日分の量を服用しましょう。