地味にがんばる薬局薬剤師の日記

調剤薬局での患者さんからの質問などを中心に、薬や健康食品などの情報をお伝えします。

過活動膀胱(OAB)治療薬のアドレナリンβ3作動薬

ミラペグロン(ベタニス)とビベグロン(ベオーバ)がある。

いずれも、用法用量は、1日1回食後

ミラぺグロン(ベタニス)は、中等度肝機能低下、重度腎障害では25mgより開始する。ミラぺグロン(ベタニス)は、重篤な心疾患、妊婦、授乳婦、重度肝機能障害、フレカイニド、プロパフェノン投与中は禁忌、生殖可能な年齢の患者への投与は避けるとなっているが、ビべグロン(ベオーバ)には、そのような記載はなし。

いずれも、副作用としては、口内乾燥、便秘、尿路感染、残尿量増加、肝機能異常などがある。

過活動膀胱(OAB)の症状としては、尿意切迫感、夜間頻尿、切迫感尿失禁(寒さやトイレのドアノブに触れたときなどをきっかけに尿意切迫感を感じやすいなど)がある。

β3を刺激することで、排尿筋を弛緩して、膀胱の容量が大きくなるため、症状が改善する。