クレアチニンキナーゼとは?
骨格筋や心筋に多く含まれていますので、それらの筋肉が傷害されたときに、高値を示します。
急性心筋梗塞、筋ジストロフィー、多発性筋炎のような炎症、外傷、コレステロールを下げる薬の副作用として知られる横紋筋融解症によっても高値となります。
また、マラソンなどの激しい運動をしたとき、筋肉注射を受けた場合にも高値となるので、診断する場合はそれらの原因を除外する必要があります。運動筋肉注射によって上昇した場合には、安静にすれば、クレアチニンキナーゼの値は回復します。
クレアチニンキナーゼには、筋肉型(CK-BB)、脳型(CK-BB)、心筋型(CK-MB)があり、心筋梗塞の時には、CK-MBが上昇するので、それを診断に利用します。