地味にがんばる薬局薬剤師の日記

調剤薬局での患者さんからの質問などを中心に、薬や健康食品などの情報をお伝えします。

熱中症について

熱中症は、高温多湿の環境に、私たちの体が適応できないことで生じる、さまざまな症状の総称です。

熱中症の症状には、まず、めまい、立ちくらみ、筋肉痛、こむら返り、大量の汗があります。もっとひどくなると、頭痛、吐き気、体がだるいなどの症状が現れます。さらにひどくなると、意識がない、痙攣、呼びかけに反応しない、まっすぐに歩けない、体温が高いなどの症状がでてきます。

熱中症の予防と対策としては、水分、塩分補給して休憩をこまめにすることです。できれば、体液に近いスポーツドリンク、経口補水液を飲むことが、望ましいですが、かかりつけ医に、水分、塩分を制限されている場合は、相談してください。

次に、冷却物を取り入れたり、服装を工夫しましょう。冷却物を使って、首元を冷やすのもいいですね。日傘をさしたり、帽子をかぶりましょう。通気性の良い麻や木綿、下着は、吸水性、速乾性のものがお勧めです。

自分のいる環境に注意することも大切です。温度、湿度、熱中症指数に注意にするようにしましょう。

睡眠環境整えてバランスの良い食事をとることも大切です。

熱中症になってしまったら、涼しい場所へ移動してから体を冷やしましょう。特に首、脇、足の付け根を冷やすと効果的です。そして、水分塩分をとることが必要です。もし、吐き気が強く水分を飲むことができない場合は、無理に飲ませず、救急車を呼びましょう。

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