処方してもらえる湿布の枚数って制限あるんですか？
「ロコモテープとモーラステープテープ、合わせて70枚しかもらえません。これ以上、処方できないと言われましたが、どうしてですか？」
保険の決まりで、一回に処方できる湿布の枚数は70枚以下となっています。違う成分の湿布であっても、合わせて70枚です。
そして、何日分の処方か、もしくは一日何枚使うか、そして、使用回数、使用部位も具体的に記載する必要があります。処方された枚数が、適正な量かどうか確認するため、そういった記載事項も決められています。
70枚を超えて、処方する場合は、その正当な理由、例えば、使用部位が複数あることなどを処方箋に明記する必要があります。
少子高齢化が進み、保険制度の存続が危ぶまれる中、特に高齢者の方は、市販品より、安く手に入ることから、大量に湿布薬が処方されていたケースが多く見受けられました。
本当に必要な方に、保険制度を使っていくことができるようにするため、制限をかけるのは、ある程度やむを得ないのでしょう。
市販でも、医療用成分と同じものが販売されていることもあり、セルフで購入できるというのも、理由の一つだと思われます。
ただ、月に何回までという制限はないので、同じ月であっても、不足した場合、必要であれば再度受診して、処方してもらうことは可能です。
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