地味にがんばる薬局薬剤師の日記

調剤薬局での患者さんからの質問などを中心に、薬や健康食品などの情報をお伝えします。

ティーエスワンについて

成分の一つであるギメラシルが腎排泄であるため、腎機能低下している患者に注意が必要となります。
クレアチニンリアランスが30以下であれば、投与しません。
前治療でフッ化ピリミジン系の薬剤使用していないかどうか確認することが必要で、もし、使用していた場合、7日間以上休薬が必要となります。


フェニトイン、ワーファリンの作用を増強します。

流涙の副作用報告があり、25.3%の発現頻度です。5FUが涙液に分泌されるためと考えられています。食欲不振、口内炎を併発している場合が多いです。軽症であれば、防腐剤がはいっていないソフトサンティア点眼が推奨されています。進行例では涙道チューブ挿入の必要があります。副作用が起こる前に、予防的にソフトサンティアを使うケースもあります。

流涙については、2,3か月後に発現することが多いようですが、初期に発現
するケースもあり、流涙等の目の症状について、副作用だと気づかないで、眼科医を受診するケースも考えられるため、防腐剤が含まれる点眼剤を使用してしまって角膜に対する影響が出たり、ヒアルロン酸を含む点眼液を使用することで、5FUの成分が眼中にとどまってしまう可能性もあることから、患者様への注意喚起が必要です。


適応するガンの種類も多く、高齢者の方が服用するケースももちろん多いことから、腎機能が 低下していないかどうかという点についても、しっかり確認する必要があります。

 

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