地味にがんばる薬局薬剤師の日記

調剤薬局での患者さんからの質問などを中心に、薬や健康食品などの情報をお伝えします。

オングリザ錠(サキサグリプチン)

【効能効果】

2型糖尿病


【用法・用量】

通常、5mg1日1回投与します。中等度以上の腎機能障害患者では、排泄の遅延により本剤の血中濃度が上昇するため、2.5mgに減量します。


【オングリザの特徴】
*DPP4と強固かつ持続的に共有結合します。DPP4阻害薬で共有結合するのは オングリザとエクアのみ。あとは水素結合です。
*エクアは1日2回投与に対し、オングリザは1日1回投与です。
*エクアは肝排泄に対し、オングリザは腎排泄です。
*エクア、トラゼンタは肝排泄。テネリアは肝、腎半々。ネシーナ、ジャヌビア、グラクティブ、スイニー、オングリザは腎排泄。
*オングリザは腎排泄ですが、腎透析の患者さまにも使用可能。
*オングリザは単独療法に加え、作用機序の異なる経口血糖降下薬と併用することができます。
*糖尿病治療の目標として、糖尿病の管理により細小血管症および心血管疾患の発症、進展を阻止し、健康な人と変わらないQOLを維持、寿命を確保することですが、オングリザは米国PⅡ/Ⅲ試験のメタ解析においてFDAの承認条件を満たして承認された、初めての糖尿病薬であるため、循環器のDrがよく選択されている薬剤です。
*CYP3A4/5により代謝され、主要活性代謝物を生成します。本剤の腎排泄には、能動的な尿細管分泌の関与があると推定されます。

*イトラコナゾール等CYP3A4/5阻害剤との併用注意が必要です。

 

 

 

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